スーパーSF大戦



第14話 くろがねの体<後編> b-part.



 SCEBAIコントロールでは、GGG等の政府機関とは独自の動きを見せていた。

 富士山麓のSCEBAI研究所、そのコントロールセンターは喧噪に包まれていた。
 特に騒がしいのがこのSCEBAIの所長である初老の岸田博士である。
 彼はその年齢を感じさせない張りのある声を電話の受話器に浴びせながら状況を確認していた。
「なに? それでは今回の敵はいつもの異星人ではないと言うんだな」
『はい、70メートル級の巨大生物に、それとは別系統で動いているらしい二〇メートル級のロボット兵器が二〇体確認できます』
「ふむ、そうか分かった。それでは監視任務は今うちからB−17が飛び立ったからそれに引き継ぎ、貴様は直ぐに未亜と絢、和美を迎えに行って来い」
『ええーと、ハイハイ分かりました。未亜さんは下宿に居ますね。後、絢さんは予備校で勉強中と。アレ、博士、和美ちゃんは今そっちに居るみたいですよ』
「何? どうして分かる」
『はぁ、この前緊急事態に備えて電波発信機を組み込んだ腕時計をプレゼントしときましたんで。もっとも未亜さんは直ぐに外してしまったようですが・・・。まぁ下宿に仕掛けといた隠しマイクで確認してますんで大丈夫ですが』  大丈夫じゃない
「分かった、和美はこっちで探すとしよう。研究所員B、ARIELパイロットを確保してこい」
『了解しました』


 新ヤイヅシティー上空で旋回していた研究所員Aの乗った脳天気な水玉の塗装が施されたハリアー、通称水玉ハリアーは一路東京都目指して飛んでいたのだが、途中で前方から猛烈な勢いで接近してくる飛行機をレーダーで確認した。
「あれ、あんなのが飛んでくるなんてフライトプランに入ってなかったぞ。自衛隊のスクランブルかなんかかな。どれ、軍事ネットにアクセスしてっと。お、あったあった。え〜とナニナニ? MAT所属のVTOL? マッハ3は出てるぜ。う、しかも水中行動可能・・・、なんだそりゃ。ウチにだってそんなとんでもない飛行機ないぞ・・・ARIEL以外にそんな事が可能とはね、世界は広いわ。ん・・・AVe製ってハリアーと同じメーカーじゃないか」
 Bは肩を竦めると飛行に専念した。
 彼の操縦する水玉ハリアーは直ぐに東京上空へ到着、ARIEL専属パイロット(機長)である河合未亜の下宿に向かった。

 その頃、目の前に巨大なパラボラアンテナが設置されているオンボロ下宿の旭荘では。
 三流の侵略企業ゲドー社の現地工作員ナミ・ファランドール(Hi Teen)は、時空統合に巻き込まれた当初、宇宙戦艦オルクスへの帰還の努力を精力的に続けていたのだが、全ての努力が徒労に終わった事から「もっの凄い」虚脱感に襲われていた。
 時空統合後の混乱で孤児となった者は(渚カヲルの様に)、日本国籍を持つ場合に限って補助が出されたのだが、地球を侵略しに来た地球外生徒には補助金が下りなかった。(泣)
 そう言う訳で、今現在彼女は白由希女子学園高等学校も休学してアルバイトに精を出す毎日だった。
 そんなナミは未亜(20歳代前半)に掴まって彼女の部屋に来ていた。
「ゴメンねナミちゃん。レポートの整理手伝って貰っちゃってさ。今度食事おごるから勘弁して」
「アハハ、いえ私どっちかと言えば降下兵の操縦とかよりもオペレーターやなんかのデスクワークの方が得意ですから。・・・・・・オルクスに戻れそうも無いですしね」
「う〜ん、こればっかりはあたしにも手伝いようが無いしねぇ。今度大おじさまに話を付けとこうか」
「いえ、いいえ。現地民に下手に情報を渡す事は銀河法によって禁止されています。いくら艦長の許可が出ているとは言えそれは流石に。・・・それにこの前テレビで見ましたけど、この地方政府に異星人だとバレると解剖された上にホルマリン漬けにされるらしいじゃないですか。はぁぁ、なんでこんな野蛮なド辺境の惑星に取り残されなきゃならないんでしょう」
「う〜ん、あの凶悪マッドサイエンティストコンビならやりかねないかも。でもだ〜いじょうぶだって、そう云う時こそ大叔父様に話を付けて貰えば良いんだし」
「そうでしょうか」
「心配する必要ないって。何なら就職先を探して貰っても良いしね。シェラちゃんも実家に帰ったままなんだから無理に学校に通う必要は無いんでしょ」
「ええ、まぁそうなんですけどぉ。これからの展望が・・・予想出来ないんですよぉ。これじゃあ何のために第六感覚器官が付いてるのやら。あら?」
 ナミは自分の額に付いている黒いホクロの様な第六感覚器官、つまり直感力を受け取る器官に何か情報が入って来ているのに気付いた。
「未亜さん」
「なにナミちゃん」
「近々天空よりの使者により未亜さんの運命に何かしらの変化が現れるようです」
「へっ? 何ナミちゃん、いきなり占い師みたいに」
「私たちの星の人間には直感力を感じる為の器官があるんです」
 そう言うと彼女は自分の額を指さした。
「これのお陰で、現地工作員として選ばれてしまったんですけど。あ、超能力ってワケじゃないんでそれほど的中率は良くないんですけどね」
「で、なにがどうしたってぇ〜の」
「ですから、何か上から」
「うえ?」
「上です」
 未亜は何かイヤな予感を感じながら、窓から空を見上げた。
 すると何か甲高い音が聞こえてきた。そう、まるで出力を上げたペガサスエンジンの咆吼の様であった。
「これってまさか、やっばぁ」
「あの、未亜さんどうかなさいましたか」
 ナミは突然扉の方へ逃げ出した未亜に声を掛けてみた。
「ゴメン、ナミちゃん私急用で出かけるからまた今度頼むわ」
「はぁ、分かりました・・・で、いつお戻りになられますか」
「分かんない、アレが消えたら直ぐ戻ってくるから」
「アレ?」
「窓の外見て、それじゃ」
 ナミが窓を見ると、丁度そこに水玉ハリアーが垂直着陸しようと盛大にジェットを吹かしながらホバリングしているのが見えた。
 その直後に窓から爆風が吹き込まれ、室内に溜まっていたゴミが辺りを飛び交った。
「あっちゃ〜遅かったか」
 派手な登場をした水玉ハリアーを見て、未亜はあわてて夏にも関わらず出してあったこたつに潜り込んだ。
『みゃあさ〜ん、みゃあさ〜ん。博士から呼び出しで〜す』
「聞こえない聞こえない。私は留守なのよ!」
 スピーカーで拡声された研究所員Aの声が聞こえてくるが、未亜は聞こえないフリをしていた。
「未亜さん、呼んでいますけど」
「ナミちゃん、私は留守、留守にしといてね、お願い」
「そうですか、分かりました」
 ナミは窓から身を乗り出して、ハリアーに向かって大声で叫んだ。
「未亜さんは留守してま〜す」
 ハリアーの爆音ですっかり掻き消されている筈のナミの言葉であったが、Bはしっかり返事を返してきた。
『ほんとうですかぁ』
「は〜い、そう言うことになってま〜す」
「・・・・・・ナミちゃんのバカ」
 未亜がこたつの下で小さく呟くと、それを隠しマイクで盗聴したAは
『なぁんだ、みゃあさんいるじゃないですかぁ、こたつになんか隠れてないででてきてくださいよ』
「なにぃ!」
 未亜は慌ててこたつの中を探し回ると、天板の下に小型の盗聴マイクが張り付いているのを見つけた。
 いきり立った未亜はこたつをひっくり返して立ち上がった。
「アンタたちいつの間にこんな物を勝手に私の部屋に仕掛けて! まったく大おじさま達と来たら!! もう絶対協力なんてしませんからね!」
『ああ、見つかってしまいましたか。あ〜、みゃあさん所長から伝言ですけど聞いて貰えません?』
「いーえ、もうあなた達とは一切関わりたくありません、さっさと帰ってちょうだい。今度こそ縁切ってやる」
『えー、では勝手に喋らせていただきます。「未亜へ、6月5日水曜日午後7時半」お前の秘密を知っている。以上です・・・。所長に知られちゃ不味いことでもやったんですか? みゃあさん』
 Bが声を掛けたが、未亜は妙な格好のまま固まって返事をしなかった。
『あの、みゃあさーん。おかしいな・・・すみません、えーとナミさん、ちょっとみゃあさんの事見て貰えませんか?』
 突然話を振られたナミはちょっとビビリながらも立ち上がり、ボーゼンとしている未亜の顔の前で手を振ってみた。
「あの・・・未亜さん? あの、ちょっと良いですか、もし、もしもーし。固まってますね。地球人て擬死行動(ぎし=狸寝入り・タナトーシス)の習慣があったのかしら」
 未亜の態度が気になったナミは未亜の鼻と口を指で摘んで息を止めさせた。
 25秒経過=首筋が少し赤らんできた。
 45秒経過=耳まで赤くなってきた。
 60秒経過=プルプルと震えだした。
 75秒経過=「プハーッ!! ちょっとナミちゃん私を殺す気?!」
「あっ、生き返りましたね。てっきり地球人特有の生体反応かと思いまして」
「そんな訳ないって。ハッそう言えば」
 未亜は慌てて窓の外を睨み付けた。
 もしかしたら今のは夢ではないかという儚い希望を込めて。
 儚い夢でした。
 そこには相も変わらず水玉ハリアーがホバリングしていた。燃料消費が激しいだろうに。
 未亜はガックリと首を垂れると観念したように鞄を掴むと扉に向かった。
「ナミちゃん、暇があったらで良いんだけどレポートまとめといてくれたらなけなしのバイト代の他に特製のシチューを作って上げるから、頼んで良い?」
「ええ、コレくらいでしたら何とかなると思います。ウチの思考結晶使って構いませんよね」
「レポートが上がるんだったら手段は問わないわ。それじゃあ、いってきまぁすぅぅ」
「分かりました、いってらっしゃーい」
「ふぅ〜。全〜然っ気は進まないんだけどね」
 未亜は深い溜め息を吐くと、戸から一階の玄関に向かった。
 取り残されたナミはふとさっきの事が気になったようだ。
「未亜さんの秘密ってなにかしら」


 未亜が下宿から出ると、玄関の先にある月極駐車場に無断駐車したBが管理人のおじさんに叱られているのが目に入った。
「あんたこの看板が目に入らなかったって言うのかい。ここは無断駐車は罰金一万円だよ」
「えっと、困ったな。じゃあ払いますからちょっと待って貰えませんか」
「ダメダメ、こんな図体のでかいクルマに停められちゃ他の人の迷惑だからね。管理人として許せませんな」
「すぐですすぐ、あっみゃあさーん。ここここ、ここです急いで下さい。あ、おじさん領収書貰えませんか」
「罰金に領収書が出せるわけないでしょうがね。はいサッサと行った行った」
「とほほー、って事はオレの自腹ってワケ?」
 財布から一万円札を出し、渋い顔で呟くBの背後から不機嫌な表情の未亜が呟いた。
「いい気味だわ・・・。いっつもいつもこっちの都合も考えずに呼び出すんだから、アンタ達って」
「まぁまぁそう言わずに、いっつもレポートの手伝いしたげてるじゃないですか。しかも最新鋭機に乗り放題、っくぅぅぅ〜、男なら涙を流すべき状況ですよこれは」
「ワタシ女だし」
 そんな会話を続けながら彼らは狭い操縦席に滑り込んだ。
 因みに複座である。
「みゃあさん、メットつけました?」
「オールグリーン」
「じゃあ、途中で絢さん拾って行きますんで」
「今の時間帯だと予備校じゃないの? また恨まれるわよ」
「ハカセの厳命ですからねぇ。ARIELのパイロットシートも皆さんに合わせてますから」
「大おじさまの趣味に付き合うのもいい加減大変よね。まったく何喰ってあんな元気なんだろ」
「研究室の実験中はジャンクフードばかり摂ってるみたいっすけどね」
「とか何とか言ってぇいつも高級官僚との会談とか言って美味しいもんでもいただいてるんじゃ無いのぉ」
 それって官官接待じゃあ。
「そうでもないって言ってましたよ。最近はもう飽きたって言ってましたから」
「そ、最近は・・・なワケね。ええい、国民の税金を何だと思ってんのよ」
「まぁ、良くある事ですね」


 さて一方、古代怪獣ゴモラが暴れ、その混乱に乗じてあしゅら男爵率いる機械獣軍団が混乱の渦を巻き起こしている新ヤイヅシティー人工中央島。
 民間人に対する避難勧告が成されてほとんど無人となっていた中央島であったが、防衛隊に所属する地上戦部隊の有人/無人戦車4輌10組が懸命に防衛戦闘を繰り広げていた。
 しかし、砲弾を弾き返す頑丈な皮膚や装甲を持つ敵に対して、それらの攻撃は大した効き目を持っていなかったのだ。
 次第に後退を繰り返し、戦車隊は機械獣軍団周りを取り巻く港湾施設の一角、第28区港に追いつめられていた。
 機械獣軍団は基本的に単独行動を基調とする自立行動プログラムを組まれている為、戦車隊の連携プレイに手こずりながらもその機械的な行動によってのみ得られる強引さで敵を追いつめた。
 背後は海、幾ら耐水装備を施してあるとは言え、基本的に陸上兵器である戦車には不利なフィールドだ。
 彼らが絶滅を覚悟したその時、彼らの背後に唯一残っていた地球帝國軍所属の特殊運搬船・「かしの」の舷側扉が突然開き、中から10メートル級のロボット、マシーン兵器RX−7、20機が堰を切ったように次々と飛び出してきた。
 戦車部隊を指揮していた防衛隊の隊長、清水靖大尉は無線によって無人戦車を指揮する有人装甲車の中で驚愕に震えた。
「な、何だ、このロボット達は敵か! 味方なのか?」
 清水隊長が思わず叫んでしまった疑問に対し、レーダーやレーザー等の複合センサーから得られた情報を総合的に映し出す観測儀を覗いていた蟹江少尉がそこに映し出された状況を説明した。
「隊長、所属不明機は敵人型戦闘機に対して攻撃を仕掛けている模様です。状況から判断すれば敵の敵である事は確かです」
 彼は明らかにホッとした声で安堵の溜め息と共にそう報告した。
 何しろつい先ほどまでは味方の全滅を覚悟する程、不利な戦況であったのだ。
 それを救ってくれた存在に対して心を許してしまったのは仕方のないことかも知れない。
 しかし、敵の敵が味方である保証は何処にもない。
 清水隊長は未確認機の機体に注目した。
 地球圏の正式な国家に属する機体であれば何らかの識別認識章を付けている可能性が高いからだ。
 丁度、彼の目の前に飛び出してきた機体があった。
 彼はその胸のマークをしっかりと確認しようと目を凝らした。
 赤地に黄色いツルハシと星、今は懐かしいソビエト社会主義連邦共和国のマークであった。
 彼は考えもしなかったマークに混乱した。
「ソ連、いやロシアなのかこの連中は。しかし何故・・・」
 隊長が指示を出すのを忘れていたこの時、沖女の精鋭達とユング&リンダによって作られた攻撃隊は果敢にも自分の身長の2倍近くもある機械獣に攻撃を仕掛けていた。
 突如現れた20機のRX−7と云うファクターに機械獣達の人工知能は極単純に判断した。
 すなわち、味方以外は敵!
 機械獣ダブラスM2はふたつの頭を振りかぶると、怪光線を発射した。
 それはワラワラと近付いてくるRX−7の1機、ノリコ機のナウシカに直撃した。
「キャアアアアアアーッ!」
「ノリコォ!」
 アマノ・カズミのジゼルのコクピットにオープンになっていた無電から、ナウシカコクピット内で直撃弾の衝撃に上げたノリコの悲鳴が響いた。
 慌ててカズミがナウシカに振り向くと、ナウシカは焼け焦げ、高温となった装甲から陽炎を上げて仰向けにひっくり返っていた。
「しっかりしてノリコ、ノリコォ。返事をしなさい」
「ハ、ハ〜イ・・・。生きてま〜す」
 スピーカーから弱々しい声が聞こえてくるとカズミはホッと溜め息を吐いたが、次の瞬間ノリコの不手際を厳しく追及した。
「タカヤさん、そんな事ではぁ!」
 カズミがノリコに説教を呉れようとした瞬間、四つ足の機械獣、トロスD7が突撃してきた。
 カズミは冷静にそれをかわすと、電磁銛をトロスD7の左前肢に突き刺した。
 突然動かなくなった前肢に引きずられ、トロスD7はバランスを崩し顔面から地面にめり込むように崩れ落ちた。
「そんな事では命が幾つ有っても足りなくってよ」
 彼女は凛とした態度で中断した言葉をノリコに与えた。
 しかしノリコはカズミの素晴らしい操縦に目を奪われ、半ば呆然としていた。
「すっごぉ〜い。さすがはおねぇさま」
 ノリコはカズミの戦いに感心する事しかできなかった。


 さてその頃、スーパーロボット博物館では、Dr.ヘルの情報を聞いた兜甲児が出撃しようとしていたが、ジェットスクランダーは分解整備中で使用不能状態。
 しかもNASAでグレート以上の性能に改造していたマジンガーZは使用権をSCEBAIの方へ移管中で甲児には使用できない状態だったのだ。
「どうしたのよ甲児ちゃん。いつもみたいに猪突猛進の甲児はどうしたのよん?」
「それが、光子力研究所から国立研究所に所属が移ってからまだこれの使用許可が下りてないんだ」
「何だその事か」
「何だとは何だ。オレだって少しは成長したさ、だからこれに勝手に乗り込むなんて事が出来ないのも分かってるんだ」
「それなんだがな甲児よ」
 ボスが甲児に鞄の中の物を見せようとした時、外から航空機の轟音と共にスピーカーで拡声された声が響いてきた。
『甲児ィー。いるんでしょ!? 迎えに来たわよ』
「マリアの声だ! あいつどうしてここへ来たんだ」
 甲児はマリアの声を聞いた途端、建物の外へ駆けだしていた。
 彼が空を見上げると、そこにはマジンガー用にドッキングポートを改造したダブルスペイザーが浮いていた。
 マリアは敷地内にダブルスペイザーを着陸させると、じゃれつく子犬のように甲児に飛びついた。
「甲児ーっ、もう、最近連絡くれないしこの騒ぎでしょ。絶対飛び出すって思って、先にこっちに来ちゃった」
「それなんだがよ」
「おーい、甲児」
「アラ、ボスじゃない。お元気してた?」
「よぉっすマリア。相変わらずだなぁ」
「イッヤダァ、相変わらず綺麗だなんて口が上手いわね」
 誰もそんな事は言ってないがね。
「・・・ま、それは置いといて。甲児、俺も連れてってくれるならどうにかしてやっても良いぜ」
「どうにかってボス。マジンガーの使用許可と光子力エネルギーなんてそう簡単に調達できないだろ」
「ふふん、マ、この書類を見てみな」
「これは? !マジンガーZの使用許可書!」
「ボスボロットの背中にも注目だぜ」
「あ、アレは」
「そう、光子力エネルギーが入った光子力電池だ。これさえ有れば何時でも出られるって訳だ」
「ボス!」
「良いって事よ。ただしオレも連れていくことが条件だがな」
「分かった」
 甲児は間髪入れずに答えた。
「それじゃこの書類にサインをしてくれ」
 マジンガーZを甲児が使えるようにする書類の数々を並べた。
 鞄から並べられた物の中には「自家用」のステッカーと陸運局発行の道路移動用のナンバープレートが入っていた。
 甲児はボスの用意の良さに一寸唖然としていたがすぐに立ち直った。
「おう、マジンガーに乗れるなら何でもサインしてやるぜ」
 不思議なことにそれを聞いたボスとマリアはニヤッと笑いを浮かべた。
「じゃあこれにもサインを頼むぜ甲児」
 ボスが封筒に入った書類を甲児の前に差し出した。
 よく考えずにサインする甲児だったが、それを見て不敵な笑いを浮かべたボスは言った。
「おいおい甲児、よく見てからサインした方がいいんじゃないの〜ん」
「だーいじょうぶだって」
 甲児はサッサと書類にサインするとボスに渡した。
 ボスは最後に受け取った書類をマリアに渡すと直ぐに席を立った。
「それじゃあオレは今から連絡入れてくるから待っててくれよな。あ、そうそう、甲児とマリアも近い内にその書類を市役所に出して来いよな。じゃあお幸せにな甲児ーっガハハハー」
「ボスの奴、何言ってんだ? 最後の書類はいらないのかよ」 ブツブツ
「ああ、これ? そりゃこの書類はあの人には関係ないわよ、ウフフ。でも嬉しいわ甲児、やっと覚悟を決めてくれたのね」
「へっ、何のことだよマリア」
「何の事ってそりゃあ・・・・・・いや〜ん、甲児のバカ〜ン」
「お、おいマリア大丈夫かマリア」
 甲児は目の前で浮かれまくっているマリアを見て本気で心配になっていた。
「でへへ〜、もちろん大丈夫に決まってるわよ甲児!」
「そ、そうか、なりゃ良いんだけどよ」
 流石の甲児も浮かれたマリアと何か隠し事をしているようなボスの態度に何か感じたのか、マリアが大事そうに抱えている封筒が非常に気になりだした。
「ちょっとマリア、その書類をもう一度見してくれないか」
 甲児はマリアに頼んだが、浮かれたマリアの耳には入っていないようだった。
「うーん、いつまで経っても甲児ったら態度がハッキリしないから、まださやかに気があるのかと思っちゃったけど、気のせいだったのね。本当、ボスの忠告に従って良かったわぁー」
 甲児は何か言いたかったようだが、何やら凄くイヤな予感がした為に口をつぐんでしまった。
<しまったーっ! 何かとんでもなく迂闊な事をしちまった気がする。ここは、逃げるか>
 そろそろと後ずさる甲児の肩を、マリアはシッカと掴んだ。
「甲児ったら、マジンガーはそっちじゃないでしょ。ホラホラ、早く行かないと地獄大使が逃げちゃうよ」
「お、おう、そうだったな。『待ってろよ地獄め。今度こそ地獄に叩っ込んでやるぜ』」
 ハハハ・・・。乾いた空笑いを上げた甲児はダッシュでマジンガーZが展示してある保管倉庫へ駆けていった。


 富士山麓のSCEBAIでは。
 強制的に集められたパイロット3名、未亜と絢、和美がARIELのコックピットに収まっていた。
 半分切れ掛かった絢はブツブツ言いながらもガンナーズシートに座っていた。
 そこにSCEBAIコントロールから情報リンクで音声の指示が入った。
『みゃあさん、こちらSCEBAIコントロール。そっちの調子はどうですか?』
「う〜ん。いますぐマジギレしそうな人がひとりいるけど、それ位かしら」
『なるほど、いつものことですね。あと1分で飛行シーケンスに入ります。コクピット動かしますんで気を付けて下さいね』
「未亜了解。ちょっと絢ちゃん和美ちゃん、コクピットがグルッて動くらしいから注意してね」
「はーい、和美りょーかーい」
「まったく、もうおじいちゃんたらブツブツ」
 そう言った途端、ぐるっとコクピットが磁気制御により動いたため、絢が持っていた英会話の単語帳が吹き飛ばされてしまった。
「ちょっと! 急に動かさないでよ」
「おねえちゃんおねえちゃん、話きーてなきゃだめじゃん」
「ふん、勝手に連れてこられて何で協力しなくちゃいけないのよ。今年こそは浪人生活から足を洗ってやるんだから!」
「ハイハイ、絢ちゃん頑張ってね」
『ARIEL打ち上げカウントダウン、10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,ゼロ!』
 サターンロケット打ち上げ規模のへの6番発射台に乗せられていたARIELにはスクラムジェットエンジンを搭載したARIEL用の飛行ユニットが装着されていた。
 それは身長40メートルのARIELよりも更に10メートルほど上に伸びていたので、今のARIELは全長50メートルであった。
 カウントダウンが3を数えた瞬間、予備起動を始めていたスクラムジェットエンジンに火が入り、ARIELの巨大な体躯を持ち上げ始めた。
 更にカウントゼロで固形燃料ロケットの補助ブースターに点火、ARIELは放物線を描いて天空へと上昇を始めた。
 スクラムジェットエンジンを回転させ巡航速度のM1.5にて成層圏を行くARIELはあっと言う間に新ヤイヅシティに到着した。


 シンジ達を乗せたエヴァンゲリオンは、Gアイランド地下にあるGGGベイタワー基地に接続されている三段飛行甲板空母に搭載された。
 緊張気味のシンジ達であったが、それには理由があった。
 今回の事件現場までは距離があったため三段飛行甲板空母に搭載し現場に移動していたのでは事件の解決に間に合わない可能性があったのだ。
 そのため、三段飛行甲板空母に設置されているミラーカタパルトを使って現場まで撃ち出されると云う移動方法が取られることになっていたのだ。
 しかし、エヴァにはごく簡単な降下用の装備しかされていなかった。
 アスカやレイのように正規パイロットとしてパラシュートによる降下訓練を受けていたならともかく、素人に毛が生えた程度の訓練しか受けていないシンジでは、M3を超えるスピードから弾道軌道を描いての強行着陸ミッションはLCL(代用)に包まれていても非常に過酷な物となるだろう。

  エヴァを打ち出すミラーカタパルトは、普段炎竜氷竜を打ち出している第一カタパルトではなく、長距離ミッション用に準備されている大出力の第二カタパルトを使用する事になっていた。
 これはエヴァがGGGのビークルロボよりも質量が大きいためである。
 しかし、第二カタパルトは制御が難しく現在までに使用されたことはなかったのだ。 だが、エヴァの運用を行う事になったGGGは急いで三段飛行甲板空母の改造を実施した。
 主に格納庫の改良とカタパルトの最適化である。それにより三段飛行甲板空母にエヴァを格納することが可能になっていた。
 しかしその代わりにGGG機動部隊のビークルロボ達を同時に搭載することは出来なかったが。
 格納庫に収納されたエヴァ3機の背中にはエントリープラグが収納準備に入っていた。
 整備員達はエントリープラグに乗り込もうと控え室から出てきたシンジ達を見つけると、それぞれが帽子を手にとって手を振り始めた。
「頑張れよー」
「気を付けて行ってこーい」
 それを見たシンジは顔に照れを浮かべながら小さく手を振り返した。
 シンジもゾンダーアスカ戦以降、自分の力を皆のために振るうことについて積極的になってきていた。
 さて、シンジ、アスカ、レイの3人はエントリープラグの中に入り、座席に深く腰掛けるとヘルメットを被った。
 これは以前にも言ったことだがGGGではLCLの複製を行うことが出来なかった。
 その為、LCLの持つ衝撃緩衝材としての役割のみを追及した薬液をエントリープラグ内に満たし、呼気の確保とA10神経接続はエントリープラグ上方に増設したユニットから有線で行うようになっていた。
 シンジがコクピットに設けられたメインスイッチを入れると、眠っていたエントリープラグが甦り、エヴァ起動シーケンスの起動を開始した。
 直ちにエントリープラグの扉が閉まり、コクピット内が薄暗くなった。
 そのままエントリープラグはスルスルとエヴァの中に引き込まれていった。
 途端にエヴァの背後、アンビリカルケーブルソケットに部分に取り付けられた外部電源ユニットに火が入った。
 これはGGGが手に入れたGストーンを利用したGSライドを6基内蔵した発電装置である。
 本来なら、GGGの機密装置なのだがスペース重量から他に適当な物がなかったためエヴァ用として開発された物だ。その出力は6(Gw)を誇っている。
 そのお陰で今まで局地戦としてしか使用できなかった人型決戦兵器エヴァンゲリオンの行動の制約が取り払われることになったのだ。
 外部電源ユニットの出力が安定すると、コクピット内の補助ディスプレイ(パイロットがシンクロする前に使う表示装置)にエントリー開始と表示が入った。
 見る見るうちにエントリープラグの下方から衝撃緩衝液が満たされて行き、1分後にはエントリープラグ内は完全に衝撃緩衝液で一杯になった。
『エヴァンゲリオン各機へ、ただいまよりエントリーシーケンス・スタート。今回のミッションは第2階層(ディープステージ)で行われます』
「了解しました」
「分かったわ」
「了解」
 彼らが返答すると、3人の頭部に付けられているヘッドセットがエヴァの制御系と交信を開始した。
 初めの内、彼らは非常な違和感を感じた。
 それはちょうど自分の肉体の他にもうひとつの肉体の感覚が有るという物であったが、じっさいにそれはエヴァの感覚器官からの信号を同時に受信していたからである。
 しかし、彼らの意識がエヴァにシンクロしていくに従い、自らの肉体の感覚は薄く、薄くなっていく。
 つぎに意識した瞬間、彼らの肉体はエヴァそのものになっていた。
『エヴァンゲリオン零、初、弐号機の各パイロットシンクロ率規定値以上をクリアー、戦闘可能範囲です。綾波パイロット、異常は有りますか』
「問題有りません」
『碇パイロット、気分悪くありませんか』
「はい、大丈夫です。行けます」
『パイロット・ラングレー、問題有りますか』
「絶好調よ、いつでも行けるわ」
『では各機、ミラーカタパルトへ。射出準備に入ります。コンデンサー充電開始』
『了解、コンデンサー充電開始』
 レイの操る零号機がカタパルト入り口へ歩を進めると、その後からアスカの操る弐号機がその肩を掴んで後に下げた。
「レイ、アタシが先に行くわ」
「どうして?」
「それはね、今回の攻撃の仕方が奇襲になるにせよ強襲になるにせよ、一番手にはアタシが相応しいからよ。考えても見なさい、通常の3倍のスピードで襲いかかる赤い彗星の如きアタシの勇姿。絵になるじゃない」
 どうやらアスカは昨日レンタルで見た「機動戦士ガンダム」にすっかりハマってしまったようだ。
「そう、分かったわアスカ」
「ありがと、レイ。一番惣流アスカラングレー行っきまーす」
 アスカがミラーカタパルト装弾ルームに足を踏み入れると、壁面に設置されたミラー粒子蒸着装置からイオン化されたミラー粒子が弐号機の体表に蒸着された。
 アスカは全身にミラー粒子が厚くコーティングされて行くのを感じつつ、射出の時を待った。
 弐号機に蒸着されたミラー粒子はカタパルト内に張り巡らされた電磁気の網に弾かれ、少しでもそれらから離れようとする。
 その力がエヴァの自重を越えた時、リニアモーターカーの様にカタパルト内部に弐号機はぶら下げられていた。
『カタパルト射出10秒前』
 コクピット内部にそのセリフが流れるとアスカは身構えた。
 幾ら代用LCLの衝撃緩衝作用が有るとは言え、いや、周りを液体に囲まれ体が完全に固定されている状態で急激なGが掛かると言う事は機体に掛かる加速度が操縦者にダイレクトに掛かると言う事である。
 体外のGは減らせても体を構成する物質にはモロにそのGが掛かってくるのだ。
 アスカが黙って10を数えると、今まで味わったことのない様なGがアスカに襲いかかった。
 一瞬、いや一時的に気絶してしまったアスカはパイロット保護回路の作動による電気ショックにより目を覚ました。
 気が付くと、エヴァの全身を覆っていたミラー粒子は完全に剥がれ落ち、エヴァの体表に掛かる摩擦抵抗の増大によってエヴァの速度は徐々に落ち始めていた。
 パイロットとして訓練を受けていたアスカは、素早く現状を確認しようと周囲の索敵を開始した。
 すると、脳内の聴覚野にリンクしたレーダーに反応があった。
 アスカ自身には、後方1000メートル及び2000メートルから追随してくるエヴァ零号機と初号機がシャーと言う風切り音の様に認識されていた。
 三段飛行甲板空母から射出されたエヴァ3機は、弾道軌道を描き僅か数分で新ヤイヅシティーの東方10キロの上空へ到着した。
「さぁ、今から降下にはいるわよ。ふたりとも準備は良い?」
 アスカは自分の喉で喋る感覚で声を発した。
 すると、擬似的にアスカの大脳の視覚野に構成された画面が2つ開かれた。
『問題ないわアスカ』
『ボクの方は、ちょっと待って、降下傘用の紐が見つからないんだけど』
 アスカはシンジの返事にそちらの方を振り向くと、エヴァ初号機が腰の辺りを探っているのが目に入った。
「ちょっともう・・・いつも通りボケボケなんだから。」
 アスカはエヴァの進行方向を変えないように方向舵を操作しながら後ろに振り返った。
「シンジ、開傘用操作紐は腰のアタッチメントに仮止めしてあるでしょ」
『え、あ、本当だ。ありがとうアスカ』
「いいのよ、アタシがリーダーなんだから。じゃしっかりやってね」
『うん』
 アスカはシンジが紐に手を伸ばすのを見ると、進行方向に向き直った。
 しかし、時間がなかったとは言え、ここでしっかり確認していれば。いや、後悔先に立たずか。
「それじゃカウントダウンと同時に紐を引くのよ。10秒前」
 アスカは体を落下傘が開きやすい姿勢に直すと、紐に手を当てた。
「ノイン、アハト、ズィーベン、ゼクス、フュンフ、フィーア、ドライ、ツヴォー、アイン、ヌル!!」
 アスカはヌル=ゼロ=零と同時に減速・降下用のパラシュートを開いた。
 レイもそれに従うが、
『えっ、アスカ、ヌルってなにー?』
 唯一ドイツ語を理解し得なかったシンジだけタイミングがずれてしまった。
「バカ、早く落下傘開きなさいよ」
『あ、うん!』
 シンジは握っていた紐を、焦っていたこともあり思いっきり引っ張った。しかし。
「あっ、バカ!」
 ポン! と云う間抜けな音共にエヴァの肩部ユニットに外付けされていた姿勢制御ユニットと共に背部のパラシュートユニットが脱落して行くのがアスカの視界に入った。
『えっ・・・・・・』 
 シンジは焦るあまり、パラシュートを開傘するところ、戦闘の邪魔になるパラシュートユニットの除装のスイッチを押してしまい、減速用のシステムと共に投棄してしまったのだ。
 最悪なことに予備も一緒にだ。
 予想外の出来事にシンジはパニックになり、慌ててパラシュートユニットを掴もうとするが後の祭り。
 降下用パラシュートが開き減速を始めたエヴァ零号機、弐号機から見る見るうちに離れていってしまった。
「ちょっ、ちょっとシンジ、シンジー!!」
『うわぁぁぁぁぁ』
 遠ざかって行くシンジの悲鳴と共に、初号機、シンジの機体はニューヤイヅシティーへと消えていった。





 <中書き>
 はぁ、中書きです。
 今回はキチッとプロットを立ててからこの話を書き始めたんですが。
 慣れないことはするものではないですね。
 普段だったら、書き切れない事や説明が長くなりそうな事は 「ええーい、こんな長いの書いてられっけー」 って省略してしまうのですがなまじプロットを立てたら膨らむ一方で文字数を減らせません。
 困ったものです。
「ふぅぅ〜ん。つまりそれがナデシコに浮気した言い訳ってワケ?」
 はっ、いつの間に。
「いつの間にって最初から居たけど。で、お返事は?」
 いや、ただ単にナデシコのビデオを見て再度ハマってしまっただけです。
 その為、ナデシコのSSを見に行ってる時間が長くなってしまいましたが。
「そんな事して暇があったらこっち書きなさいよー」
 いやしかし、俺のやる気は最近INTERNETから拾ってきてるようなものだし、・・・・・・許してちょんまげ。
「ナデシコに出てたマキ・イズミより寒いわ。それって」
 仕方ないですね、何しろ30代だし。もう既にオヤジでしょう。
 おっとそれよりも。
 感想のメールを送って下さった方々、大変ありがとうございます。
 返事は書いておりませんが、皆様方の感想、励まし、指摘事項、催促はきっちり届いて私の励ましアーンドネタの修正に役立たせて戴いております。
 まぁ、盲従するわけでもないですが。
 実は、私キーボードを打つスピードはそれなりなんですが、話を進めるのが大変に遅いのです。
 その為、時間を取っても一日に書き進める量はスズメの涙みたいなものでして。
 全員に返事を書いてると物凄く時間が掛かってしまうのです。
 なにしろ口が悪いですから変な文章を送ってしまう可能性もありますので。
 どうも申し訳ございません。
 ですが、指摘事項は必ず反映させますので、バシバシ叩いてくださいね。
 出来れば具体的に。
 だって「こんなのキライ」だけではどこが悪くてどう直せば良いのか皆目検討がつきませんから。
 あと、後書きとか本編に名前を出しても言い方は一応その旨書いて貰えないでしょうか。
 その道の専門家の名前として出すかも知れませんから。
 悪いようにはしませんよ。フッフッフ
「あんたバカァ? そんな言い方じゃ相手の人に悪いでしょ。常識を持ってしゃべんなさいよ」
 皆さんゴメンナサイ。



 さて、次回のスーパーSF大戦は
「c−part でしょ、早く書きなさいよね。こんなのでも続きを待ってくれてる人が居るんだからサ」
 う、出来るだけ早く続きを書きます。
 では、次回の後書き「ストーリーに登場する作品とストーリー内の物語として登場する作品について」でお会いしましょう。
 あ…中書きはEINGRADでした。




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c-part

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